「夏のあそび大学」へ端材提供

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「夏のあそび大学」見学

東京スカイツリーのすぐそばにある千葉大学すみだキャンパスの一部を借りた、こどものためのあそび場「夏のあそび大学」に、会社として資材を提供しておりましたので、支援企業向けにツアーを企画していただき参加しました。

不要になったフィルムや筒や生地など、各所でこどもたちは自由に加工して使われていました。

入場できるのは、サポートスタッフ以外はこどものみ。
こどもたちだけですべてのことをやっていきます。

千葉大学の一角、といってもかなり広い作業スペースを借りきって、こどもたち一人ひとりが、ブースを経営していたり、警察や掃除担当の清掃庁などの一員となり、一つの国を運営しています。

税金やブースの家賃も自分たちで支払います。苦情を聞く議員もいます。議会もあります。議会バッジも自作です!

ちなみにこのあと議会運営の様子を見学しに、墨田区長もいらっしゃったそうです。

明治安田生命さんがこのイベントために専用アプリを開発して、マイナンバーのように各人に番号が振られ、アプリ上でも管理できるようになっています。

このスペースは完全な国家として運営が成り立っているところが、こども目線からしても面白いのだと思います。

  • ものづくりに徹するこども
  • 商売っ気があるこども
  • さらにその上をいく転売ヤー

など、すでに小学生からそれぞれの職業の才能の芽が出ています。

こどもたちは、まずものづくりのまち墨田区の歴史を学んでからスタートしますので、さらに面白さが広がります。

ライオン・花王・カネボウなど大手企業も、その歴史を紐解けばものづくりのまち墨田が原点です。

墨田区界隈は江戸時代の下級武士の住むところとして内職からスタートし

明治に入ってサムライをやめたので内職が本業となり

内職としていた下駄づくり職人が強引にも明治政府の命令で西洋から入った靴作りを任され

靴に使う皮なめし工場が増えていき

なめし工場で使われる油を石鹸などに加工し

それが化粧品などにも活用される

という、知れば知るほど面白い歴史があります。

ですので、この場所に花王・ライオン・カネボウ(墨田区の鐘ヶ淵→鐘ヶ淵紡績→鐘紡→カネボウ)が存在したということになります。大人も勉強になりました!

商売するこどもは1ブースを申請して家賃を払い、税金を収めます。
人件費・材料費・家賃・給料などを自分で計算して、素材庁から端材を仕入れ、30分ごとに何円(実際の単位は「キッズ」)のものを何個売らないといけないのか、起業支援シートに記入してから本業をスタートします!

かなり本格的です。

1週間開催するので、売れる商品・売れない商品がわかってきますし、どこをどう改良しないといけないのかも自分で工夫するようになります。

かなり頭を使う「あそび」です!

商売の本質・経営の感覚・起業家意識・国家運営の目線など、いろんな学びができますので、お子さんのいるご家庭にはオススメの「あそび場」です!

【夏のあそび大学】
※子供たちが町工場からご提供いただいた端材で起業するイベント
8月23日(水)〜27日(日)9:00-12:00 / 13:00-16:30

 


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